良き管理者となるために

聖書を読んでいるとわかることは
神様は行いではなく心をご覧になる方

ということです

人の世において 一見心は
目に見えず 形を成さないように思えますが

しかし実際は 心にあることしか
形として成されることはありません

そのことを聖書は 結ぶ実により例えています

マタイの福音書7章16-18節
あなたがたは、実によって彼らを見分けることができます。
ぶどうは、いばらからは取れないし、
いちじくは、あざみから取れるわけがないでしょう。

同様に、良い木はみな良い実を結ぶが、悪い木は悪い実を結びます。
良い木が悪い実をならせることはできないし、
また、悪い木が良い実をならせることもできません。

これは 偽預言者(神様のみことばではないことを
預言であるかのように語る人たち)のことを言っています

偽預言者は 人の欲や悪霊の声で預言をしますが
それは決して良い実を結びません

心にあることが悪いことであるなら
悪い結果しか生まないし

心にあるのが真の神から出たものであるなら
良い結果しか生まれないのです

実際は 心に思うだけではなく
それを発言し 実行することで
結果が生まれますが

人は思っていることを言い
思う通りに行動をするのです

マタイの福音書12章34節
まむしのすえたち。おまえたち悪い者に、
どうして良いことが言えましょう。
心に満ちていることを口が話すのです。

思っていても言わない 動かないのであれば
良い実も悪い実も結ぶことはないかもしれません

ですが良いことも悪いことも実を結ばないなら
外から来る力により全てが流されていきます

ルカの福音書6章46-49節
なぜ、わたしを『主よ、主よ。』と呼びながら、
わたしの言うことを行なわないのですか。

わたしのもとに来て、わたしのことばを聞き、それを行なう人たちが
どんな人に似ているか、あなたがたに示しましょう。
その人は、地面を深く掘り下げ、岩の上に土台を据えて、
それから家を建てた人に似ています。
洪水になり、川の水がその家に押し寄せたときも、
しっかり建てられていたから、びくともしませんでした。

聞いても実行しない人は、土台なしで地面に家を建てた人に似ています。
川の水が押し寄せると、家は一ぺんに倒れてしまい、
そのこわれ方はひどいものとなりました。」

神様は 人に恵みも祝福もたくさん注ぎたいと
思っていらっしゃいますが しかし同時に
その恵みと祝福をきちんと管理することを望まれています

与えたものを良く管理して増やし
周りの人にも分け与えるようになることを
神様は人に期待されています

何故なら 与えることが神様のご性質で
神様の愛の現れの大きな形の1つであるからです

先日書いたように 神様は人に対して
ご自身が愛されるように自分自身を愛し
自分自身を愛するように隣人を愛することを
願っておられます

人を神ご自身の似姿に作られたのは
正にそのためだからです

神様のように与えるのが好きで
謙遜に人々に遣える心を持つ人が
地に増えて 地を支配することを
神様はイメージされているのです

この地における繫栄の本質は愛であり

地を支配している悪いものから
地を取り返すことが神様のご計画なのです

アダムとエバは悪いものの誘惑に乗り
そのみ恵みと祝福と主権を奪われました

しかしイエスさまが彼らから
全ての主権を取り返してくださいました

その主権を 私たちに再び委ねて
今度は奪われないようにと
聖書という書物をも与えてくださいました

今の世も 滅びるものは必死になり
人から主権を奪うべく嘘と誘惑を投げ込んできます

神様の子どもになったから安全なのではありません

敵の嘘の脅しや誘惑に負けて
神の御手を離れればあっという間に
救われる前の状態に戻ります

神の御手の中から出ない時に
初めて 安全で居られ

神様と共に神の主権を行使する時
御国が目の前に増え広がり始めるのです

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