書籍紹介:愛に燃やされて生きる(ハイディ・ベイカー)

ハイディー・ベイカーという女性のお話は
牧師さんをはじめ 実際に彼女に
逢ったことがある人たちから聞いて知っていました

しかし 彼女が私たちに本当に伝えたいことは
この本を読むまで全くわかっていなかった

考えてみればそれは聖書に書いてある
しかし確かに私たちは「盲目」だと思い知りました

愛に燃やされて生きる(Amazon 外部リンク)


著者のハイディー・ベイカーは
アフリカ モザンビークの
アイリスミニストリーを拠点に
活動する宣教師です

彼女とご主人のローランド・ベイカーが
モザンビークに初めて入った時期は

長い内戦が終わった直後で
親を失った子どもたちが
路上に溢れている時だったそうです

その子どもたちを一人ひとり
抱きしめて 連れてきて出来たのが
アイリス・ミニストリーです

http://www.irisglobal.org/

彼女は元々は 神学者として
フォーマルなメッセージを
する人だったそうですが

ある聖会で聖霊に満たされて
「壊されて」から

盲目の人が癒されるなどの
神様の奇跡が現れるようになり

今では イスラム教の村々に出ていき
村全体がクリスチャンになるなどの
力強い働きをしています

…と いう話は以前から教会の
牧師さんや アイリスミニストリーに
参加したユースの方などを通して
聞いていたのですが

この本を開いて一番驚いたことは
ハイディーは自らの思いで
貧しい人たちを救おうとしていましたが

彼女が聖霊に満たされてから
最初に神から示された啓示の内容は
弱者の救済ではなかったことでした

彼女が示されたことは

ものが豊富にあるように見えて
神を必要としていないように振舞っている
先進国・都市部に住む人たちこそが
貧しくて 裸で 盲目である

ということでした

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イエスさまの時代 神様は
羊飼い 罪人 病人 悪霊に憑かれた人など
社会的に取るに足らない人たちに
最初に現れました

同じように モザンビークの人たちに
イエスさまは 豊かに現れる

多くの人にモザンビークに来てもらい
イエスさまの臨在を持ち帰ってもらいたい

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それが ハイディーのビジョンだったのです

その時 私は一つの大きなことに気付きました

アイリスミニストリーというのは
決して 私たちがお金を集めて
施すことにより運営されているもの
などというものではない

私たちとアイリスミニストリーの
子どもたちは 等しく神の子どもであり
神様から見たら対等な存在

そして神様は 霊的な豊かさを彼らに注ぎ
私たちには物質的な豊かさを注がれ

それらは 互いに与えあい循環しあい
全ての人が満たされることを
神様は望まれている

と いうことでした

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お金を持つものが彼らを
養っているのではない

物質的な恵みも 霊的な恵みも
全て神様から来ているもので

神様は ただ違う役割を与えられた

そしてその恵みを
互いに与えあい 循環の中で

全員が物質的な恵みも 霊的な恵みも
多くとり過ぎる人もなく
足りない人もなかった

という状態にされることを
イメージされているのではないか

と 思ったのです

貧しくて 裸で 盲目であり
一見 何も不自由がなさそうに
暮らしている人たちは

本来 彼らから受けるべき
霊的恵みと祝福がわからないから

自分たちだけが労苦した糧を
一方的に施していると
勘違いしているのではないか

と 思い至るところがあったのです

互いに尊敬しあい感謝しあう
それは素晴らしいことであり
そうでなければいけないのに

なんというか…

社長が株主に気を遣うような態度は
取る必要は全くないのではないか

という感覚でしょうか

霊的祝福を与えている側は
申し訳なく思ったり卑屈になる必要はないし

物質的祝福を与えている側は
自分が養っているなんていう
大それた勘違いはしない方がいい

しかし パウロも聖書の中で
特定の教会からは物質的な施しを
全く受けないことを決めていたり

イエスさまも 宮の納入金を
子どもは払う必要はないと示しつつ
躓きを与えないために支払いをした

真理だから真理の通りであればよい
という考えではなく

対応を変える必要はあるのでしょうが

その動機は一人でも多く救うには
どうすれば良いかという思いであるべきで

自分が非難されないために
真理を歪めてはいけないと思う

ともあれ

私たちを物質的にも霊的にも
養われているのは神様なのだ

飢餓に陥るのは人側の思い違いにより
恵みの流れが滞っているからであり
それを正していかなくては
神様が流したい恵みが流れないのだ

ハイディーは 特権階級に生まれ
プライベート・ビーチがある家に
育った人なのだそうですが

砕かれるため 神様は彼女を
スラム街の中でも最も貧しいところに
置かれたそうです

また 神様の臨在を体験した後には
健康を打たれ 住む場所を追われ
100人もの孤児たちと共に
荒野に放り出されたそうです

それらの壮絶な体験の中で
彼女たちには 神様以外に
頼るものがなくなりました

元々信仰の人で
何一つ不安を抱くことなく
神様のご厚意に身を寄せていた
ハイディーは

医者に死を宣告されたときに
何にも頼るものはなくなった
今こそ神様 あなたの出番です!

と 叫んだそうです

前書きで 多くのリバイバリストが
彼女の生き方に答えがあると
書いていましたが

正に その通りであると感じました

神様の奇跡を切に求める人
神様と共に歩くことを切望する人は
必読の本だと思います

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