第26話 その1

『メモ:
水の底 とは 絶望や悲観的な思い マイナスの感情や心の状態
そこから流れるものが 人を汚してしまう
川の底にはそれがあり 魚はそれを食べている
普通の量であれば 魚は汚れきることはないだろう
しかし 魚釣りの村のときのように 過剰な汚染は魚にも影響を及ぼす』

その日 雨が強く降り続き 地の基は揺れ動き 地の面は水にあふれていた
多くの息あるものはその流れに飲まれつつあり 叫んで助けを求めていた
ああ あなたは洪水の上に座し 私たちを見られます
あなたへ罪を犯した故に あなたは私たちを洗われるのですか
しかし あなたはことごとくは洗い流さず あなたの与えた息は 彼らのうちにとどまっていた
あなたはご自身を光をまとい 栄光を持って口を開かれます
そのことばはいなずまとなって 空に走り 全天はあなたの威厳によって震えます
あなたは私たちをお助けにならないのですか
私の息は もうすぐ地に沈み 多くのものとともに あなたの掘られた淵に沈むでしょう

わたしの子よ しっかりしなさい
あなたはなにに溺れようというのか
あなたの流した涙か それとも 人の流した涙か
殺された人の血か それとも あなた自身の流れた血か
あなたは目を開きなさい
そして わたしを見なさい
あなたは 世をも世に溢れるものをも恐れてはならない
見よ わたしはそれらに光をあてる
あなたはそれがむなしいことを知るだろう
わたしの望むもの以外は わたしは懐へと入れることはない
すべて焼き滅ぼされて きたるときには消えてしまうだろう

その方は言った
この地を治めるにふさわしいものは誰であろうか
必要なものを得て 不要なものを切り捨て すべてのものを分別できるものは誰であろうか
その方は車を運転しつつ 子どもたちを見た

過越を守れ

あなたの懲らしめ あなたの叱責は 人を強くし その心を打ちたたいて鋼のように強靭なものとする
あなたは愛のゆえにそれを行い あなたの愛によって人は精錬され 御前に正しい器として整えられる
あなたの御声は炎をひらめかせ あなたの呼び声はいなずまを伴って天を駆け巡る
その口から出る息は 地に生える木や その集まりである林をいともたやすく裸にされる
あなたはそのみことばを持って 人の悩みを遮られ 大水のように迫り来る苦しみから その人を救い出される
彼は言うだろう
あなたは私を地のちりのようには扱われず 私のいのちは淵にくだる前にあなたの御胸に引き寄せられ
あなたのうちにあるいのちの息によって 私はいま 生きながらえている と

我が父よ あなたのことばを今日もお与えください
あなたのその誠実さは すべての御使いも賛美して止みません
一度立てられた契約は 決してくつがえされず 信実を持ってそれを完了なさいます
あなたは私の骨を砕かれることなく 私の心を砕き 私の魂を日々新たに作り変えられます
私の子たちよ 彼のことばを聞きなさい
我が魂よ 彼のことばを聞きなさい
そのあまりある愛を身に受けて 堅くたち続けなさい