第23話 その15

すると 雷が鳴り響き 外は光に包まれた
怪物たちは 顔を上に向け 雷の鳴った方を見た
少女たちも同様に 同じ方向へと顔を向けた
それは 雷の音がだれかの声に聞こえたからだ
その方は言った
あなたをあなたの行いの実に引き渡そう
その方はそこを離れ 少女たちの方へと向かった

その方は少女たちに言った
わたしについてきなさい
少女と羊は驚いた顔をしてその方を見た
そして 言った
では このものたちはどうするのですか
その方は答えた
彼らも あなたがたのように 雷を聞くことができたのだ
だから 彼らもあなたがたと同じようなものなのである
彼らは自分たちの報いを得るためにこの船を襲い始める
わたしたちは わたしたちのすべきことをしよう
そう言ってそこを離れて 王女たちのところへと行った
少女たちは怪物たちがなおも天を見上げているのを見 雨に濡れるその姿が 声無き叫びを上げているように見えた

子らは 叫ぶことを知らなかったが その心にあふれたものは漏れ出して 声無き声を上げた
それは彼らを作った方の耳に届き 彼らのくびきを砕いた

その方は王女たちに声をかけ わたしについてきなさい と言った
王女たちも 自分たちのしていることをおいて その方についていった
その方たちは船の底に向かい 少女たちが入った部屋のある廊下へと入った
そして 子どもたちに言った
ここにいるものたちを解放してやりなさい

上では怪物たちが再び船を襲い始め 船体に穴を開け 中にあるものを喰らい始めた
船長は叫びながら近くにあるものを怪物たちめがけて投げた
すると それに当たった怪物が船長に気づき顔を向けた
船長はそれを見てぞっとした
それは 自分が売ろうとしていた子どものような顔をしていたからである