その方は 船を大きな船に寄せ 橋に結びつけた
子どもたちはそれぞれ荷物を持ち その方に引き上げられて登り 橋を渡って大きな船の方へと移動していった
王女は言った
その方たちは どこへ向かっているのですか?
その方は答えた
女性の生まれた地だ
あなたの守っている国をおびやかすものが そこにはある
人を支えるに足りぬ葦は それに頼るものを突き刺す
王女は女性の方を見たが 女性は首を傾けていた
その方は言った
あなたがたは目的の地についた時 それを悟るだろう
だから 今は目の前のことに 今日を作られた方のみこころを行うために 示されたことをしよう
その方たちは 船の受付所で 停泊の手続きをした
そのあいだ 子どもたちは 互いに語り合った