少女の絵

その展覧会には もう一つ絵が飾ってありました
その絵は 作者のお墨付きでした
そして その絵も作者を愛していました

その絵の紙質は ほかの絵のものよりもよく
絵を描く素材の良さを より引き出すものでした

描かれているのは 花のような少女でした
少女は 本を読み また日の光を浴び すくすく成長していきました
そして 内からあふれる水を自在に扱い 身にまとう花のドレスを手入れし
さらに多くの花を咲かせ 地にまで増やしていきました

絵の作者は その少女の絵に 少し描き足しました
それは 道でした
光り輝く まっすぐな道
少女は その道を見つけると まっしぐらに駆けていき
そのうえでくるくる踊りながら 花を蒔き 色とりどりに植えていきました
やがて少女は 一つの木の元へ来て 言いました
この子にも お花をあげないとね

その絵の題名は『幸せを紡ぐ愛娘』