登山と神様

もう何度目だろうか
男性は 山の頂を見つめ そうつぶやいた
頂上目指して 幾度も挑戦するも
試練の度に 心を砕かれ 諦めそうになった
自分は 本当にたどり着くことができるのか

諦めのための理由も 何度も脳裏をよぎった
登頂しても 何もないのではないか
達成感もなく ただ疲労だけで満たされ 絶望するのではないか

しかし そうして膝をも折ろうとすると必ず 内なる力に奮い立たされた

何度目だろうか
こうして 励まされ 建て上げられ 救われるのは

死の淵を歩くたび 大きな傷を負い 癒されないと思った
引き返すべきだと 体は何度も訴えた

だが 私は頂を見つめるのをやめなかった

今ならわかる
内なる力 その源である方が
私がこの山に立った時から 共にいてくださっているということを

今なら聞こえる
救い主であるこの方が
決して絶えることのない希望の光を 灯し続けてくださる

私は これからも足を進める
いつか頂に立った時
この方とともに 喜びを分かち合うために