露を受ける器

その子は 毎日器を持って 外に出た
それは 日ごとに 天から露が落ちるので それを受け取るためである
天からの露は 地で汲む水と違い 甘く 傷んだ喉をも癒し潤すものだった
また この地域は そもそもで水の汲むところがなかったのである

その日も 子は器をもって 外に出た
すると 天から声がした
そんな少しでいいのか

子は驚き戸惑った
これは なにごとだろうか

天からの声は 続いた
もっと大きい器が あなたの家にあるのではないか
それを持ってきなさい

子は 家に帰り 器を探したが 見つからなかった
外へ出て 子は言った
器はどこにも見当たりません

天から声がした
器となるようなもの その中にあるものを出して それを使いなさい
中にあるものは もう不要である

子は戻り あたりを見回すと 高価な油の入った壺があった
中には たっぷりと油が入っていた

子は悩んだ
これを捨てると 母が悲しむ
涙で床を濡らすだろう と

しかし 子は天の声に従い
油を家の外に捨てて 壺を用意した

すると 天から声がした
よくわたしの言葉に 耳を傾け 従ってくれた
あなたには 枯れることのない源を授けよう

そして 天から一滴の露が 壺に入った
露は 源となり あふれるばかりになり 壺を満たした

子の家は その水で 畑を作ることができた
その地域は 水が少ないため 畑を作ることができなかったのである

その水は 作物を豊かに実らせ また 人々を潤した

列王記第一17:13-16
エリヤは彼女に言った。「恐れてはいけません。行って、あなたが言ったようにしなさい。しかし、まず、私のためにそれで小さなパン菓子を作り、私のところに持って来なさい。それから後に、あなたとあなたの子どものために作りなさい。
イスラエルの神、主が、こう仰せられるからです。『主が地の上に雨を降らせる日までは、そのかめの粉は尽きず、そのつぼの油はなくならない。』」

彼女は行って、エリヤのことばのとおりにした。彼女と彼、および彼女の家族も、長い間それを食べた。
エリヤを通して言われた主のことばのとおり、かめの粉は尽きず、つぼの油はなくならなかった。