御国の文化を地に降ろす

昨日 今日と教会教役者・リーダー向けの
リバイバルスクールが行われました

メインは教会リーダーの在り方について
教える内容なので全ては掲載しませんが

御国の文化を地に降ろすということが
どういうことであるかについて
2つの証をシェアします

ひとつは 30年前に世界で一番エイズ患者が多かった
ウガンダでクリスチャン大統領が行った政策

もうひとつは2016年にノーベル平和賞を受賞した
コロンビアのサントス大統領が行った政策です

エイズ人口35%が3%に

30年前 ウガンダで熱心なクリスチャンが
大統領に選ばれました

大統領に就任すると 彼は
クリスチャンの牧師や使徒(教役者)を呼び

私たちの国からエイズ撲滅のため
神様の知恵をもらうよう一緒に祈ってくれ

とお願いしたそうです

30人のクリスチャン教役者は断食をして
神様に祈り 啓示を受けたそうです

その内容はとても実践的で簡単な3つの内容でした

・結婚前のSEXをしないことの素晴らしさを若者に教える

・妻に 夫に忠実になるように教える
(不倫を通してエイズが広がっていた)

・コンドームを誰にでも購入しやすくした

決して奇跡を伴うような特別な内容ではありません

ですが 大統領はそれを聞いたとき
それは主からの知恵だと喜んで掴み
キャンペーンプログラムを組みました

その結果 見出しの通りに
エイズ人口は35%から3%までに激減したそうです

50年続いた内戦が終結する

そしてもう一つの証 コロンビアの証ですが
これを聞いた時は本当に
御国が地に降りた様子に感動しました

コロンビアではある時期(1995年頃)
リバイバルが起きました

リバイバルというのは一度に多くの人が
聖霊に触れられて神様を受け入れることを言います

実は コロンビアでは1964年頃から
ゲリラ軍による内戦が続いていました

ゲリラ軍は麻薬の輸出で資金を集めていたのですが
リバイバルが最初に起きた町はその麻薬密売の
拠点となっていた場所だったそうです

「多くの人が救われる」というとき
殆どは貧困層や一般市民がまず救われます

ゲリラ軍の横行で苦しんでいた市民は
必死になり神により頼んだのでしょう

ところがこのリバイバルの後
主要な牧師たちはゲリラ軍に暗殺されてしまい
コロンビアのクリスチャン人口も
激減してしまったそうです

敵の力に負けてしまうのかのように見えましたが
しかし 神様はコロンビアを見捨てませんでした

神様はアメリカとコロンビアの協力により
2006年 麻薬売買のトップリーダーを
全員逮捕するという快挙を与えてくださいました

この時 国防大臣を務めてゲリラ掃討に
大きく携わっていたのがカトリックのサントス氏でした

彼は2010年に大統領に就任し
驚くべき政策を行ったのです

ゲリラ軍は ジャングルに拠点を持っており
市街に出てきて市民を殺害しては
ジャングルに隠れるという活動をしていました

サントス大統領は 彼らに対して
もし降伏して武器を手放すなら
罪を許すという政策を発表したのです

勿論 ゲリラ軍は信じませんでした
自分たちを捕まえる罠だと思いました

また市民も まさか大統領が本当に
ゲリラ軍を処罰しないとは考えていませんでした

それほどに 多くの市民が殺されていたからです

ですがサントス大統領は2010年のクリスマスに
マーケティングのプロフェッショナルを雇い
ジャングルに居る人々にこの政策を
伝えるアクションを依頼します

それは オペレーションクリスマスと名付けられました
(英語のwiki→オペレーションクリスマス

ジャングルの中にある 特に高い9本の木を
クリスマスツリーのように飾りました

そして 木の近くに踏み込むと
メッセージと共に
イルミネーションが点灯します

そのメッセージとはこういうものでした

クリスマスがジャングルに来たら
あなたは家に帰ります
クリスマスは全てを可能にします

これにより 5%のゲリラ軍が武器を捨てて
投降して来たそうです

翌年は 光の川オペレーションというものが
実施されました

昨年投降してきた元ゲリラの人が
「本当に武器を捨てて出てきたら
 赦されて普通の生活ができた」

というメモを書いて
フローティングLED照明のカプセルに入れました

カプセルの表には
「武器を捨てて家に帰ろう」と書き
7000個を川に流したそうです

結果 前年以上の人が投降して来たそうです

そのようなキャンペーンが続き
2014年 ジュニアワールドカップでは
ジュニアチームがボールに何千もサインをしました

武器を捨ててもう一度サッカーをしよう

ご存知の通り サッカーは南米で
特別に人気のあるスポーツです

ヘリコプターでジャングルの上に
このボールを落とした結果
18000人が武器を捨てて出てきたそうです

これらの政策により 戦争は終結し
2016年 平和条約が結ばれて完全に和解し

今ではコロンビアには多くの経済投資が来るようになり
世界でトップクラスの治安のよい国になったそうです

普通 大量殺人犯であるゲリラ軍を
簡単に赦すことは出来ないでしょう

しかし リバイバルによりまず市民に
それを受け入れる土壌が築かれ
クリスチャン政治家が選出され
平和をもたらしたことは本当に素晴らしいです

しかし勿論 反対がないわけではありません
元革命軍の人たちが責任を問われないまま
議会に選出されるなどしたことから
反発も起きているそうです

コロンビアの平和が反対する力により
壊されないことを祈りたいと思います

クリスチャンの使命

この2つの証は大統領というトップに
クリスチャンが就任したお話ですが

このように クリスチャンのリーダーが立つためには
それを祈りで支える人たちや
クリスチャンリーダーを選出する市民が必要です

また 市民はリーダーを選び出すばかりでなく
自分自身がそれぞれ与えられた領域で
影響力のある人になっていき

その結果として社会全体が変わるのです

「死んだ後の世界で天国に入れる」
それも確かにクリスチャンに対して
約束されていることですが

クリスチャンというのは 死後の世界や
いつか来るイエスさまの再臨と千年王国を
ただ待ち望むだけの人ではありません

そういったものが来る前に この肉の世において
神の国の文化を地に現すという使命があるのです

それは 自分が頑張って何かをやるのではなく
神様が用意してくださっている良いことを
実践していく時に実を結びます

神様から与えられた召し(イエスさまのくびき)を
神様と一緒に実行した時に結ぶ実を
世の人に証するのがクリスチャンの役目です

どんなに聖書を読んで
聖い生活をしていたとしても
神様の愛とみ恵みを受けて
地に流さないのであれば何の意味もありません

自分も幸せになり
人も幸せに出来るのがクリスチャンであり

自分の召しを掴み実行する時に
力強い神の奇跡を世に現す

それがクリスチャンなのです

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